手描き(手書き)の温かみについて

手描き(手書き)の手紙やイラストから、温かみを感じることはありませんか?

最近では年賀状も少なくなり、宛名や差出人の欄もほとんどがパソコンのフォントで印刷されたものになりました。そんな中、時々届く手書きのハガキには、どこか特別な温かみを感じます。たとえ印刷された年賀状でも、一言でも手書きのメッセージが添えられていると、嬉しくなりますよね。

では、なぜ手描き(手書き)から温かみを感じるのでしょうか?

私は、その理由が「人の存在や個性、そして体温を感じるから」だと思っています。

手描き(手書き)は、コンピューターのように一瞬で仕上げることはできません。時間がかかるし、決して完璧ではない。手紙なら誤字や脱字があるかもしれないし、絵なら少し曲がった線があるかもしれません。でも、そういった不完全さの中にこそ、人の存在が感じられるのではないでしょうか。

温かみとは、「人の体温」なのかもしれません。

もちろん、私は文明の進化を否定するつもりはありません。

AIの発展には目を見張るものがありますし、私自身も技術の恩恵を受けています。

例えば、漫画の原稿にスクリーントーンを貼ったことがあるのですが、あれは本当に大変な作業です。

何百種類ものトーンを引き出しから探し、原稿の上に置いて、線に沿ってカッターで切る…とても手間がかかります。でも今は、コンピューターを使えば一瞬でできます。トーンが足りなくなる心配もないし、保管場所も不要です。

そんな便利な時代に、なぜ私は「手描きの看板屋」をしているのか?

「なぜ手描きなの?」

「写真じゃダメなの?」

「パソコンで作れるのに?」

そんな質問をよくいただきます。確かに、機械を使えば早くて簡単で、仕上がりも完璧です。

実際に、私も自動カッターを使ったり、フォントをパソコンで打ち出したりすることはあります。

でも、それだけでは伝わらない「何か」が、手描きにはあると感じています。

手描き看板が集客につながった事例

手描きの看板が実際に集客効果を生んだ例を、海外からいくつか紹介します。

1. アメリカ・Joe’s Pizza(ジョーズ・ピザ)

ニューヨークの人気ピザ店。手描き看板で日替わりスペシャルを告知したところ、観光客や地元の人々の来店が増加。特に、ユニークなデザインがSNSで話題に。

2. イギリス・The Cow(ザ・カウ)

バースにあるパブ。シンプルながらユーモラスな手描き看板で、毎週のイベントや特別メニューを宣伝。結果としてイベントの集客が向上し、評判も広がった。

3. カナダ・Sushi Yama(スシ・ヤマ)

手描きのアート風看板を使用し、店内の雰囲気を視覚的に伝えることに成功。インスタ映えを狙った客層が集まり、特に若者の来店が増加。

このように、手描きの看板はまだまだ需要があります。

(そう信じてます!)

完璧ではないけれど、「人の温かみ」を感じるからこそ心に響く、そんな気持ちで看板作りをしています。

最後まで読んでくださり、ありがとうございました♪

このブログが看板作りの何かの参考になれば嬉しいです☺️

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