蔦屋重三郎に学ぶマーケティング戦略
こんにちは😃今日は暖かいですね♪春はもうすぐ☺️
ところで
大河ドラマ「べらぼう」、ご覧になっていますか?
私は毎週楽しみにしています。
舞台が吉原なので、最初は少し苦手かもと思いましたが、マーケティング理論が体系化されていない、SNSも無い時代にあれだけ活躍した蔦屋重三郎の才能に、いつも関心しながら見ています。
吉原を盛り上げたいという情熱が、彼を動かしているのだと思いますが、次々に降りかかる障害に対しても諦めない精神には感服します。この後の展開が楽しみですね。
さて、蔦屋重三郎が実際に行ってきたマーケティング戦略を、簡単にまとめてみました。

※画像はイメージです
1. ターゲットを明確にする
• 武士や学者向けの難しい本ではなく、庶民が楽しめる娯楽本を大量に売る戦略をとった。
• 例えば『東海道中膝栗毛』は、旅ブームに乗ったコメディ本で、庶民向けに大ヒットしました。
2. 視覚的に目立たせる
• 派手な表紙や挿絵を使い、書店の店頭で目立つようにした。
• 喜多川歌麿や葛飾北斎といった人気絵師を起用し、絵で目を引きました。
3. 限定感・話題性を演出
• 新作を少しずつ発表し、「続きが気になる!」と読者を引き込んだ。
• 人気が出ると続編を出し、シリーズ化して売上を伸ばしました。
4. 口コミを最大限に活用
• 吉原の遊女や茶屋の主人と繋がり、本を宣伝してもらう仕組みを作った。
• 「今、吉原で流行っている本」として広まり、江戸の庶民がこぞって購入しました。
5. 文化を作り、流行を仕掛ける
• ただの本屋ではなく、江戸文化の発信地のような存在になった。
• 「蔦屋が売る本=流行の最先端」というブランド価値を築きました。
現代に応用するとしたら。。。
• ターゲットを明確に → 「どんなお客さんに響かせたいか」を考えてデザインする
例えば、飲食店で男性がターゲットなら、看板は黒を基調にして力強いフォントを使い、料理は大盛りやボリューム感のあるものをアピールする、などです。
• 視覚的に目立たせる → 派手な色やユニークなイラストで注目を集める
これは言わずもがな!看板やポップの出番ですね!
• 限定感を出す → 「今だけ」「本日限定」などの文言を入れる
• 口コミを最大限に活用 → SNSを活用しましょう!
現代の「口コミ」はSNS。積極的にシェアを促進し、話題にすることで、さらに広がります。
• 話題性を作る → ちょっとクスッと笑えるキャッチコピーやキャラクター、イラストを入れる
例えば、大盛り料理を食べた男性がお腹を抱えて倒れているイラストなど、ユニークで目を引く内容が効果的です。
今日は「べらぼう」の蔦屋重三郎から学ぶマーケティング戦略についてお伝えしましたが、いかがでしたか?
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
少しでも売上アップの参考になれば嬉しいです☺️